次世代ステンレスネット〈ゼノックス〉技術情報
PROCESS端部処理の基本
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蛙又編みと菱目/角目
ゼノックスは“蛙又(カエルマタ)”と呼ばれる結束方法で編網されています。2本の線をイラストのように交差させる一般的かつ、目のズレが少ない編網方法です。
編網された時点では菱目タイプとして仕上がります。
角目タイプはそれを裁断し、斜めに連結させて仕上げる工程が入ります。 -
菱目タイプの端部処理
蛙又で編まれた菱目ネットでは、ワイヤーはイラストのように波型に走ります。そのため狭角部分は端をカットしても繋がった状態です。
広角部分はカットしたのち、スリーブなどで解れを防ぐ必要があります。 -
角目タイプの端部処理
菱目を斜めに連結させるためワイヤーは斜め方向に伸びます。
端部は解けるないようにするため、通常1~2マスをつぶして固定します。
DIAMOND TYPE〈菱目タイプ〉基本の設置方法
編込み〈菱目タイプ〉
フレームや額縁ワイヤーなどの支持材に、ステンレスワイヤーで編込みます。
支持材と端部の距離を調整することで、ネットのテンションを加減することが可能です。
結束〈菱目タイプ〉
額縁ワイヤーなどに結束用工具を用いて端部を固定していきます。
作業スピードに優れた工法です。
SQUARE TYPE〈角目タイプ〉基本の設置方法
編込み〈角目タイプ〉
フレームや額縁ワイヤーなどに、ステンレスワイヤーで編込みます。
ほつれを防ぐために、1~2マスを巻き込んで編みます。
結束〈角目タイプ〉
額縁ワイヤーにホグリンガーなどの結束工具で端部を固定します。
ほつれを防ぐために、1~2マスをつぶして結束します。